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積水ハウスでスーペリア仕様の家づくり ~暮らしのリアル~
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2階水回りを計画している人は浴室の配置に注意

スーペリア仕様の導入には間取りや設備に関して様々な制限があります。そのひとつに「お風呂の制限」があります。

積水ハウスのスーペリア仕様は、高断熱・高気密を実現する上位グレードの住宅設計です。室内の快適性やエネルギー効率の高さが魅力の一方で、施主が見落としがちな設計上の制限も存在します。

この記事ではスーペリア仕様で2階水回りを検討している方に向けて、設計段階での注意点についてご紹介します。2階に水回りを検討している方は特に、ぜひ最後までお目通しいただければ幸いです。

この記事はこんな人にオススメ!
・お風呂を2階に配置するか迷っている
・入浴中は窓から外を眺めたい
・設計段階での注意点について知りたい

目次

なぜスーペリア仕様で「お風呂の配置」が課題になるのか?

気密施工のため外周面に配置できない

スーペリア仕様では、建物全体の気密性能を保つために「ユニットバスを外周面に接して設置することができない」という設計ルールがあります。具体的には、外周から最低でも1m以上の距離を離す必要があるのです。これは、ユニットバス周辺の断熱層や構造材との関係で、気密性を破らないための措置です。

そのため、2階に水回りを配置しようと考えても、バスルームを建物の端に寄せることができず、間取りに制限が出てしまいます。浴室の配置自由度が低くなるため、理想のレイアウトとのギャップに悩まされることが多くなります。

「窓付き浴室」を希望する方は要注意!

さらに問題になるのが、「お風呂に窓をつけたい」というニーズです。
窓のあるバスルームは開放感があり、自然光や外の景色を楽しめるため人気ですが、スーペリア仕様では外周にバスルームが寄せられないため、窓を設けることが非常に難しいのです。

結果的に「外を眺めながら半身浴」という理想を実現しようとしていた方にとっては、大きな制約となります。高性能な断熱と快適性を取るか、バスルームからの眺望を取るか——選択を迫られる場面かもしれません。

2階配置の落とし穴!バスルームはどこに置ける?

居室の上にしか配置できない

2階にお風呂を配置する場合、もう一つ注意しなければならないのは、「配置できる位置」に関する制限です。浴槽は必ず、下の階に居室や収納など“部屋”が存在する場所の上にしか設置できません。つまり、階段の真上や玄関ポーチの真上には、構造上や防水面の理由から、浴室を置くことができないのです。

この制約により、2階の限られたスペースの中でさらに配置可能範囲が狭くなってしまい、間取り作成の難易度が一気に上がります。

1階の天井に点検口?!

水回りを2階に配置した場合、導入するお風呂のメーカーによっては1階の天井に点検口が出てきてしまうケースがあるので注意が必要です。

例えば1階リビングの真上にお風呂を配置した場合、リビングの天井にポツンと点検口ができてしまう可能性があります。見栄えをそれほど気にしない方であれば問題はないかもしれませんが、できれば天井面はすっきりときれいに見せたいですよね。

私たちの場合はPanasonicの「オフローラ」を導入しましたが、担当の営業の方に確認してもらったところ、最近は天井に点検口をつけなくても横につけられるものもあるということが分かり、1階天井に点検口ができてしまうことは防げました。以前は、オフローラでも天井に点検口が必要だったようです。

導入予定のお風呂のメーカーが1階に点検口を作る必要がある仕様かどうか、事前に担当の営業の方に確認しておくことをおすすめします。

選択肢としての「1階配置」

こうした制限を避けるために、1階にバスルームを配置するという選択肢もあります。1階であれば外周に面した箇所にバスルームを置きやすく、窓の配置やその他の部屋の間取り計画もしやすくなります。

ただし、1階に浴室を設けることで、家事動線や2階洗面所との位置関係など、全体の生活導線に影響が出る可能性もあります。そのため、1階配置が万能な解決策になるとは限らず、ライフスタイル全体を踏まえた検討が求められます。

後悔しないためにおさえておくべきポイント2つ

スーペリア仕様のメリット・デメリットを総合判断

スーペリア仕様は確かに魅力的な仕様ですが、その気密性や断熱性能を支える仕組みゆえに、間取りにおける自由度が制限されてしまう点は見逃せません。

「お風呂の窓が絶対に欲しい」「水和真理は2階に配置したい」という方にとっては、別の仕様を選んだ方がよいケースもあります。

メリット・デメリットをまとめた記事も参考にしながら、総合的に判断してみてください。

設計士との早期相談

何より重要なのは家づくりの初期段階で設計士と詳細に話し合うことかなと思います。
「どこにどんな空間を配置したいのか」、「どんな暮らし方をしたいのか」、優先順位を明確にして、それに合わせて最適な仕様や間取りを検討していくことが大切です。

ちなみに、スーペリア仕様を導入した場合の制限は、間取り以外にも複数あります
気になる方は他の記事も是非チェックしてみてください。

あとから、「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないように、ご自身の設計プランに影響してくる制限について、必ず担当の設計士の方に確認しておくことをおすすめします。

まとめ:取捨選択をして後悔のない家づくりを

この記事では、スーペリア仕様を採用する場合の設計上の制限、とくに「お風呂の配置」に関して直面する可能性のある問題について解説しました。

【2階に水回りを計画する際の注意点】
・ユニットバスは2階の外周面に配置できない。
・ユニットバスは2階外周から最低1m離す必要がある。
・1階に部屋がある位置でないと配置できない。
・階段の上、玄関ポーチの上には配置できない。
・メーカーによっては浴室の真下の天井に点検口を設ける必要がある

スーペリア仕様を検討している方は、普段の入浴スタイルや入浴へのこだわりを是非一度振り返ってみてください。

私たち夫婦はとくにお風呂への強いこだわりはなかったのでそれほど大きな問題にはなりませんでしたが、それでも、お風呂が外周面に配置できないことを知ったときには他の居室の配置に頭を悩ませました。

この辺りは設計士との細かな打ち合わせを重ねる必要があり、かなり労力も必要でしたが、後から変更することができない部分なのでなんとなくで採決めずにしっかり考えて良かったと思っています。

後から後悔しないためのチェックポイント
✅『どうしてスーペリア仕様を採用したいのか』を深堀する
✅『理想の間取りはスーペリア仕様と両立できるか』を設計士に確認する
✅必要に応じて『やりたいこと』を取捨選択する

スーペリア仕様の家に実際に住んでみて体感したことや、素敵だなと思った点についてはまた別の記事で紹介させていただきます。

この記事が、スーペリア仕様を検討している方の少しでも参考になれば嬉しいです!

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